というメールが昨年の暮れにFSFから届いたのだが、著書のタイトルが「Free as in Freedom (2.0)」と「Free Software, Free Society(第二版)」とあっては購入しないわけにはいかぬというものである。だが、財団のショップで購入すると海外からの直送になるので多少輸送費が高くつくのがたまにきずだ。となれば本だけ買うのはもったいないので他にも色々とグッズを購入しよう!という考えに至るのはごく自然なことである。財団のショップにはフリーソフトウェアのファンであれば欲しくなる楽しいグッズがたくさん並んでいるのだ!
先日、それが届いたのでレポートしようと思う。
開封の義
まずはお目当てのリチャード・ストールマンの著書である。英語なので筆者にとっては少し結構時間がかかる読書になると思うが、読み終えたら感想を書きたいと思う。ちなみにまだセール中である。
Emacsのコマンドリファレンスカード。別に見ないかも知れないが「FSF公認のカードがお値段たったの2ドル!」と言われれば、自然とカートに入れてしまうというものであろう。
GPLv3プリントTシャツ。着ると自由人になった気分になる。もちろん錯覚だが気分は最高!
バックは大きく「V3」のロゴが。眩しいぜ!
着てみたところ。サイズもピッタリである。ちなみにこれはMサイズ。筆者は結構大柄なのだが、アメリカ人サイズだとMを頼むとちょうどいい。海外の服を購入する場合には、日本の基準とはサイズが違うということを覚えておくといいだろう。
そして一番のお楽しみはこれ。中身は・・・
ジャン!ステッカーセット!10ドルで50枚も入ったお買い得商品だ。
それぞれ個別に見てみよう。
まずはフリーソフトウェア財団のロゴ。PCの天板に貼るにはちょうどいい。
GPLv3ロゴ。世界がGPLv3で浄化されますように。
こちらはDevectiveByDesign.orgによるアップル批判のステッカー。病床のジョブズを思うと複雑な気持ちになるが、早く回復して、独占的な方針を悔い改めて頂きたいと思う。
もうひとつDevectiveByDesign.orgのステッカー。こちらはDRM批判。怒った顔がプリティだ。一日も早くDRMなどというゲスな仕組みがなくなりますように。
GNUのマスコットとしてお馴染みのヌー。ぶっちゃけ可愛くないのだが、逆にそれが奏功してひときわ目立つデザインであると言えよう。
こちらはヌーとペンギンのツーショット。逞しいぜ!
GNU/Linux INSIDE!のロゴ。このロゴを貼るためにはまずラップトップにGNU/Linuxをインストールしなければならない。
ステッカーはたくさんあるので「欲しい!」という人はひとり2枚まで進呈しよう。希望のデザインと送り先をメールやツイッターで連絡して欲しい。先着順なので連絡はお早めに。
まとめ
リチャード・ストールマンの書籍を買うついでに様々なフリー(自由な)ソフトウェアグッズを購入した。フリーソフトウェアのファンである筆者にとって、なかなかに楽しい体験であったと思う。フリー(自由な)ソフトウェアへ貢献する方法には色々ある。GPLでソフトウェアを公開するというのはもちろん有益な貢献であるが、この方法はプログラマにしか出来ないという欠点がある。だが、フリーソフトウェアは万人のためのものであり、フリーソフトウェアを支持するのはプログラマだけではないはずだ。誰もが出来る貢献の手段としては、フリーソフトウェア財団への寄付がある。だが、ただ単にお金を渡すという行為には馴染めない人が多いかも知れない。そんな人におすすめしたいのが、フリーソフトウェア財団のオンラインショップの利用である。その利益はフリーソフトウェア財団へ渡ることになるので、間接的に寄付するのに等しい。ショップでアイテムをゲットしつつ、フリーソフトウェアにも貢献できる。フリーソフトウェア財団のショップでの買い物は、ひと粒で二度美味しい体験なのである。
というわけでFSFショップでの買い物をオススメする筆者であるが、ひとつ注意点がある。FSFのショップは全てボランティアによって運営されているため、対応が遅くなる場合があるのだ。そのような場合はカッカせず、order@fsf.orgへ「おーい、届かないよー!」とメールしよう。フレンドリーな対応をしてくれるはずである。
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