2008年はMySQLにとっては激動の一年であり、実に様々なできごとがあった。その中でも特に大きなニュースといえば、
- Sun Microsystems IncによるMySQL AB買収。
- Drizzleプロジェクト立ち上げ
- MySQL Clusterの分離
- MySQL 5.1リリース
- MySQL User Conference Japan 2008開催
だろう。UCJ2008の資料はイベントのホームページからダウンロードできるので、是非入手して見て欲しい。
http://jp.sun.com/company/events/mysql/report.html
この中で、個人的にもっとも
刺激的なニュースを挙げると、MySQL Clusterの分離だろう。
今日は仕事納めだったので、一年の締めくくりとしてMySQLにおけるソートの話でもしようと思う。
今日は仕事納めだったので、一年の締めくくりとしてMySQLにおけるソートの話でもしようと思う。
DYが要らない。本当に要らない。
なんでMacOS Xではldの検索パスを指定する環境変数が
DYLD_LIBRARY_PATHなんだ。本当にDYが要らない。
ちょっとはまってしまったじゃないか。。。
最近、とある友人とGPLや著作権、そしてソフトウェアライセンスなどについて議論した。オトコのスタンスとしてはリチャード・ストールマン先生のありがたい教えに従い、「私有ソフトウェアライセンスというのはよくない」という見解を貫いた。そして友人は「ソフトウェアに関しては一部の著作権は許容するべき」という立場をとり、お互いに意見を交換しあったのであった。
最近はオープンソースという言葉が流行ってしまっているが、これはフリー(自由な)ソフトウェアを愛する人達にとっては嘆かわしいことである。特に問題なのが、フリーソフトウェアとオープンソースソフトウェアが同じものだと考えている人が多いということだ。
GPL?ああ、それってオープンソースのライセンスですよね?
などという言葉を耳にするたび
テメーの耳は塞がってんのか?!ドリルでグリグリ耳の穴かっぽじって直径5倍に広げてから耳元に拡声器を押しあてて24時間寝かさず丁寧に説明したろか?!!
などと思ったりはしないが、しっかりと両者違いを認識してもらいたいとは思わずにはいられない。
GPLソフトウェアを用いてビジネスを行うモデルの一つに、
デュアルライセンスというものがある。デュアルライセンスとは一つのソフトウェアをGPLとその他の私有ライセンスの両方でリリースするということを意味する。ちょっと意外かも知れないが、ソフトウェア配布時に同梱するライセンス条項さえ変更すれば、
一つのソフトウェアを異なるライセンスでリリースすることに特に制約はない。(ちなみに、デュアルライセンスはMySQLがとっているビジネス形態である。)
デュアルライセンスモデルを用いると、次のようなことが可能になる。
- GPLライセンスのメリットを最大限に享受して、ユーザの拡大やソフトウェア品質の向上を期待出来る。
- 私有ソフトウェアにはGPLソフトウェアを組み込めないので、そのようなユーザには私有ライセンスバージョンを販売することができる。
私有ライセンスを組み込むのは、OEMとも呼ばれるビジネス形態である。一見すると
「なんだ?!これは素晴らしいじゃないか!!デュアルライセンスにすれば万事解決!!」と思うかも知れないが、デュアルライセンスにはいくつかの問題点がある。
今日も引き続き、GPLソフトウェアを用いてビジネスを行うことについて語ってみたいと思う。
GPLソフトウェアに対する批判的な意見の中に
「せっかく自分が開発したものを他の人に開放してしまったら利益が損なわれるのではないか?」とか
「自分たちが投資して開発したのだからその成果を手放すことは企業利益に反する」ということを耳にすることがある。これらの意見は短期的に見れば正しいかも知れないが、長期的に見れば社会全体の利益を損なうだけでなく、自らの利益も損なってしまうだろう。
最近はオープンソースソフトウェアの勢力が拡大してきている。LAMPに象徴されるサーバソフトウェアしかり、(サーバ版でない)UbuntuのようなデスクトップOSしかり、Androidのような携帯プラットフォームしかりである。携帯プラットフォームといえばSymbian OSもオープンソース化するそうである。
(SymbianOSはどのようなライセンスなるかが気になるところである。)