ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

カスタム検索

2010-05-14

今さらだけどChromeのTabキーによる検索が凄く便利だということに気がついた。

既出すぎる話で恐縮だが、役立つと思うのでエントリにしてみる。

Chromeはアドレスバーのところに適当な単語を入れてENTERを押すと、デフォルトの検索エンジンを使ってキーワード検索をするようになっている。デフォルトの検索エンジンはもちろんGoogleだ。Google検索だけでも十二分に便利なのだけど、検索エンジンをカスタマイズして必要に応じて切り換えると、もっともっと便利になってしまうからこれを使わないのは損である。Tabキー検索を使いこなせば、必要な情報にたどり着くまでの時間が大幅に短縮されることだろう。

まず、デフォルトで登録されている他の検索エンジンに切り換える方法を説明する。例えば、Bingを使って検索するには、アドレスバーにフォーカスがある状態で「bing.com」と入力し、<Tab>を押す。すると、次の図のようにBingが検索エンジンとして使われるようになる。


この状態で検索語を入力してENTERを押すと、Bingから検索結果を得ることが出来るという寸法である。デフォルトで登録されているのは、Google、Yahoo、Bingなので、これらを必要に応じて使い分けるといいだろう。Googleで検索するときは「google.co.jp」と入力してから<Tab>を押す。あまり意味がないと思うかも知れないが、検索語とURLが被ってしまっているような場合には、明示的に「検索モード」にしてしまうといい。(そうすることによって、「検索したいのにURLだと認識されて関係のないページが開きやがってムカツク!!くわッ!!」というイライラを少しでも抑えることが出来れば儲けものだ!)もう一つの問題として、そもそも「google.co.jp」がURL補完されてしまうことである。URL補完されてしまうと、タブを押しても検索モードにはならない。その場合、「s:google.co.jp」というように、「s:検索エンジンキーワード」という書式の文字列を入力すると、検索モードに入ることが出来る。

検索エンジンキーワードが長いと入力が面倒である。そこで、それらをカスタマイズすることをお勧めする。検索エンジンをカスタマイズするには、アドレスバーで右クリック(Macの場合はCtrl+クリック)をして、「Edit Search Engines...」メニューをクリックする。すると、次のような検索エンジン一覧が現れるので、カスタマイズしたいものをダブルクリックしよう。


次はBingをダブルクリックしたときの図である。


bing.comでも充分に短い単語であるため入力の手間はそれほどかからないが、いかんせんURL補完されてイラっとしてしまうことがなくもない。そこで、もっと短くてURLとあまり被らない文字列、たとえば「bb」などを「Keyword」の欄に設定しよう。すると、「bb」と入力してからタブでBing検索モードに移ることが出来る。同様に、筆者はGoogleを「gg」に、Yahoo!を「yy」に設定している。

さらに最強に極まって超絶に便利なのが独自の検索エンジンを登録するという使い方である。検索エンジンを登録するには、先ほどの検索エンジン一覧の画面で左下にある「+」キーを押す。(他のOSでは操作方法が違うかも知れないので注意。)そして、「Name」、「Keyword」、「URL」をそれぞれ登録するだけである。URLにおいて、検索語が埋め込まれる箇所に「%s」を記述する。ルールはたったこれだけである。何と簡単だろうか?!

例えば、英単語を検索する場合はアルクを利用するという人も多いだろう。アルクを検索エンジンとして登録するには次のように3つの項目を設定しよう。

Name アルク
Keyword alc
URL http://eow.alc.co.jp/%s/UTF-8

こうしておけば、「s:alc」または「alc<Tab>」と入力するとアルクで英単語を検索出来るようになる。Chromeのタブ検索で英単語を検索しまくればボキャブラリーが高まりまくってTOEICの点数が上がりまくり!!というわけにはいかないだろうが、英単語を調べるときの効率が飛躍的に向上して快適な日常を過ごすことができるだろう。

Googleのサイト検索を組み合わせるのも便利である。例えば、MySQLのバグをGoogleで検索したい場合には、次のように検索エンジンとして登録すると良い。

Name MySQL Bugs
Keyword bugs
URL http://www.google.com/search?q=%s+site:bugs.mysql.com

サイト検索を使えば、任意のサイトを高速に検索することが可能になる。サイトサーチを駆使すれば、カスタム検索の幅は飛躍的に広がるだろう。

また、Chromeは過去に検索したことのあるサイトから、自動的に検索エンジンの情報を拾ってくる。デフォルトで組み込まれているエンジン以外に、一覧がたくさん表示されるのはそのためである。どこから手をつけてイイか分からないという人は、手始めにChromeが勝手に拾ってきた検索エンジンをカスタマイズ(キーワードを簡素なものにしたり名前を分かり易くしたり)してみるのがイイかも知れない。

なお、本ブログと筆者が運営するWikiは、次の要領で登録できる。もし筆者のサイトでMySQLに関するテクニックなどをサクッと調べたいという人が居れば、ぜひ登録して頂きたい!!

Name 漢のサイト検索
Keyword nippondanji
URL http://www.google.co.jp/cse?cx=partner-pub-0385968702055512%3Az3sexm-qk0l&ie=UTF-8&q=%s&sa=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

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