InnoDBの達人

MySQLがなぜこれほどまでに普及したのかというのはその柔軟性や性能の高さ故であり、それらはストレージエンジンという仕組み無しには語れない。そして、MySQLのストレージエンジンといえばその代表格はInnoDBであろう。即ち、InnoDBを制するものは世界を制す！！と言っても過言ではないのである！！（世界は言い過ぎだけどな＞俺）

InnoDBについて、おそらくアジアで・・・もしかすると世界でも5本の指に入るであろうほど極めたオトコが日本に居る。それがMyNAでもお馴染みの木下氏である。

実は今月から木下氏はPerconaという会社に転職した。Perconaとは、そう、かのMySQL Performance Blogを運営している会社である。MySQL Performance Blogは世界で最もMySQLについて熱く語られているブログであろう。そして、ついに木下氏による初投稿が行われたのである！！必見！！その内容は・・・

とても熱い。否、熱すぎる！！

この投稿では、InnoDBにおいて高負荷時に発生する性能低下の問題が解説されている。どうして発生するのかということ（チェックポイントの仕組みがイマイチだということ）と、それに対する対策（パッチを作りました）ということが、わかりやすいグラフを交えて説明されているのだ。

正直、MySQL Performance Blogにおいて、日本人がこのように華々しくデビューしたことに感慨を覚えざるを得ない。Perconaによる一連のパッチを見ると、木下氏がどれだけ重要なポジションであるのかということは容易に想像がつく。同じくMySQLに携わる者として、そして同じ日本男児として是非木下氏には活躍して頂きたい。

ちなみに、木下氏のパッチはOurDeltaに含まれているので、試したい人はOurDeltaをインストールすると良いだろう。