先日、MozillaがブラウザにEMEを採用することを発表してしまった。Mozillaには正直言ってがっかりだ。以前、DRMがウェブに持ち込まれようとしている未だかつてない危機というエントリで危惧していたことが現実になってしまった。フリーソフトウェア財団も今回のMozillaの発表に対して非難の声明を出している。
EMEがブラウザに搭載されるのは、自由でオープンなウェブにとって危機的な状況であると言える。今日はそのことについて警笛を鳴らしたいと思う。
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2014-05-16
2013-11-25
オープンセミナー徳島で発表したスライドを公開しました。
徳島オープンセミナーというイベントに招いて頂き、MySQLの運用まわり(?)の話について話す機会に恵まれた。運用といいつつ運用以外の話も色々混じっているが、平たく言うと「MySQLを使う上で躓きやすいポイント」というのが今回のお題である。セミナーで用いた資料を公開したので気になる人は参考にして欲しいと思う。
2013-07-03
手のひらの上のデバイスがあなたを監視する!!スマホとプライバシーについて考える。
Slashdot(本家)の記事で、モトローラのスマートホンが勝手にユーザーのデータをネットを通じて送信していたという記事が掲載されている。
Motorola Is Listening - Slashdot
詳しい内容は元記事(下記)を見て欲しい。
Motorola Is Listening - Projects - Beneath the Waves
記事を見ると分かるが、まさにありとあらゆる情報が、その多くが安全でない手段で送信されており、さらに送信されている情報にはパスワードといったセキュリティ的に非常にまずいものから、Facebookの友達情報、メールの宛先や差出人、GPSの位置情報といったプライバシーに関わるものがてんこ盛りとなっている。前回のエントリでプライバシーの重要性について書いたばかりなのだが、今回はその延長としてスマートフォンにおけるプライバシーの問題について考察しようと思う。
Motorola Is Listening - Slashdot
詳しい内容は元記事(下記)を見て欲しい。
Motorola Is Listening - Projects - Beneath the Waves
記事を見ると分かるが、まさにありとあらゆる情報が、その多くが安全でない手段で送信されており、さらに送信されている情報にはパスワードといったセキュリティ的に非常にまずいものから、Facebookの友達情報、メールの宛先や差出人、GPSの位置情報といったプライバシーに関わるものがてんこ盛りとなっている。前回のエントリでプライバシーの重要性について書いたばかりなのだが、今回はその延長としてスマートフォンにおけるプライバシーの問題について考察しようと思う。
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2013-04-27
DRMがウェブに持ち込まれようとしている未だかつてない危機
我らがフリーソフトウェア財団が、最近W3Cに提案されたEMEという規格について警告を発している。EME(Encrypted Media Extensions)はウェブ上のメディアに対してDRMを持ち込む規格である。オー・マイ・ガッ!!なんということだろう。
なぜDRMがダメなのか。ウェブの良い点はHTMLという共通の規格によって、ブラウザーが違えど誰もが同じページを参照することができるということだ。どのようなOS、どのようなデバイス、どのようなブラウザでも関係ない。現在でもFlashが組み込まれたページという問題はあるものの、HTMLによる表現の共通化は割とうまくいっている。標準化が進むHTML5はさらにそのFlashも不要になる可能性を秘めている。DRMはウェブの良さを台無しにするからである。
EMEはそのような自由なウェブを真っ向から否定するかのような存在なのだ。
なぜDRMがダメなのか。ウェブの良い点はHTMLという共通の規格によって、ブラウザーが違えど誰もが同じページを参照することができるということだ。どのようなOS、どのようなデバイス、どのようなブラウザでも関係ない。現在でもFlashが組み込まれたページという問題はあるものの、HTMLによる表現の共通化は割とうまくいっている。標準化が進むHTML5はさらにそのFlashも不要になる可能性を秘めている。DRMはウェブの良さを台無しにするからである。
EMEはそのような自由なウェブを真っ向から否定するかのような存在なのだ。
2013-04-19
フリーソフトウェア運動は方向性を間違えてはいない
TechCrunchの翻訳記事でフリーソフトウェア運動はどこで方向性を間違えたのか(そしてその修正方法)というものが掲載された。この記事を読んだとき、そもそもそのタイトルに違和感を覚えてしまった。疑問が「どこで」というものになっているので、何だかフリーソフトウェア運動が方向性をすでに間違えているような印象を与えるわけだが、そもそもフリーソフトウェア運動は方向性を間違えているのだろうか?すでにタイトルで結論を書いてしまっているが、興味のある方はぜひ少しだけお付き合い頂きたい。
2012-02-20
あなたのサイトのJavascriptが自由なソフトウェアのであることを表示しよう! Javascript License Web Labels登場。
フリーソフトウェア財団から、JavaScript License Web Labelsという取り組みについての発表があった。これはひと言でいうと、ウェブページ上で使われているプログラミング言語であるJavascriptのライセンスをきちんと表示しようという取り組みだ。なぜそのような仕組みが必要なのか?どうやって使うのか?ということについて今日は説明しようと思う。
2011-10-26
フリー(自由な)ソフトウェアをインストールする自由を守るために立ち上がれ!
フリーソフトウェア財団がUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に実装されるSecure Bootによってソフトウェアの自由が侵害される危機について警笛を発している。UEFIとはBIOSを置き換える、あるいは後継のソフトウェアのこと。BIOSの後継にあたるだけあって、UEFIはかなり機能が充実している。Intel MacがEFI(*1)を採用しているのは有名な話だ。Secure BootはUEFI上に実装される機能のひとつであり、起動するOSのカーネルを限定する。
どのように限定するかが問題であり、限定の仕方によってはインストールするOSがベンダーが指定したものだけに制限される恐れがあるのだ。特にマイクロソフトがWindows 8互換のロゴをベンダーが取得する要件としてSecure Bootの搭載を要件として求めているため、フリーソフトウェア財団やRed HatのMatthew Garrett氏が懸念を表している。現時点ではどのような形でSecure Bootがマシンに組み込まれて出荷されるかについては不透明だが、実装次第ではWindows 8以外のOSを起動できなくするということが可能なのだ。
そのような事態になったら大変だということで、フリーソフトウェア財団は公式声明文「Stand up for your freedom to install free software!」において署名を呼びかけている。以下は筆者による声明文の翻訳である。
どのように限定するかが問題であり、限定の仕方によってはインストールするOSがベンダーが指定したものだけに制限される恐れがあるのだ。特にマイクロソフトがWindows 8互換のロゴをベンダーが取得する要件としてSecure Bootの搭載を要件として求めているため、フリーソフトウェア財団やRed HatのMatthew Garrett氏が懸念を表している。現時点ではどのような形でSecure Bootがマシンに組み込まれて出荷されるかについては不透明だが、実装次第ではWindows 8以外のOSを起動できなくするということが可能なのだ。
そのような事態になったら大変だということで、フリーソフトウェア財団は公式声明文「Stand up for your freedom to install free software!」において署名を呼びかけている。以下は筆者による声明文の翻訳である。
2011-06-17
なぜリチャード・ストールマンはオープンソースを支持しないか
「リチャード・ストールマンはオープンソースを支持しない。」なんていうと、オープンソースにあまり詳しくない人はギョッとするかも知れない。ギョッとした人は是非このエントリを読んで欲しいと思う。
2011-05-14
モテるフリー(自由な)ソフトウェア系女子力を磨くための4つの心得「ブラウザではJavascriptを有効化できない女をアピールせよ」等
Inspired by モテる女子力を磨くための4つの心得「オムライスを食べられない女をアピールせよ」等
こんにちは、自由恋愛マネジメントを専攻している日本男児ギークです。私は特許も秘密もありませんしタダですが、自由恋愛に関してはプロフェッショナル。今回は、モテるGNU女子力を磨くための4つの心得を皆さんにお教えしたいと思います。
こんにちは、自由恋愛マネジメントを専攻している日本男児ギークです。私は特許も秘密もありませんしタダですが、自由恋愛に関してはプロフェッショナル。今回は、モテるGNU女子力を磨くための4つの心得を皆さんにお教えしたいと思います。
2011-04-18
MySQL 5.5をわずか30秒足らずでコンパイルするためのテクニック
べっ・・・別にソースコードなんて自分でコンパイルしないんだからねッ!!などと言わずにまず聞いていただきたい。30秒でMySQLのコンパイルが出来るというこの事実を。最近、細々とビルド時間の短縮に取り組んでいたのだが、正直ここまで爆速になるとは思わなかった。今日はビルド時間短縮のためのテクニックを紹介するので、是非皆さんも参考にして、快適ビルド生活を送って頂きたい!!
2011-02-04
楽しいショッピングで幸せなひとときを!
今ならリチャード・ストールマンの著書が2冊で36ドル!安いよ安いよ、お買い得ですよ、奥さん!
というメールが昨年の暮れにFSFから届いたのだが、著書のタイトルが「Free as in Freedom (2.0)」と「Free Software, Free Society(第二版)」とあっては購入しないわけにはいかぬというものである。だが、財団のショップで購入すると海外からの直送になるので多少輸送費が高くつくのがたまにきずだ。となれば本だけ買うのはもったいないので他にも色々とグッズを購入しよう!という考えに至るのはごく自然なことである。財団のショップにはフリーソフトウェアのファンであれば欲しくなる楽しいグッズがたくさん並んでいるのだ!
先日、それが届いたのでレポートしようと思う。
というメールが昨年の暮れにFSFから届いたのだが、著書のタイトルが「Free as in Freedom (2.0)」と「Free Software, Free Society(第二版)」とあっては購入しないわけにはいかぬというものである。だが、財団のショップで購入すると海外からの直送になるので多少輸送費が高くつくのがたまにきずだ。となれば本だけ買うのはもったいないので他にも色々とグッズを購入しよう!という考えに至るのはごく自然なことである。財団のショップにはフリーソフトウェアのファンであれば欲しくなる楽しいグッズがたくさん並んでいるのだ!
先日、それが届いたのでレポートしようと思う。
2010-11-17
オープンソースの道 〜 よりよい社会を育てる方法 〜
最近、自治体においてオープンソースソフトウェア(以下OSS)を採用する例が増えてきたように思う。(注1)ニュースに上がったものだけでも、次のような例がある。
ニュースになっているのはOpenOffice.orgやGNU/Linuxであるが、採用に至った主な理由はOSSにするとコストが下がるからであると記されている。確かにOSSはタダだ。商用で提供されているものもあるがタダでオペレーティングシステム(以下OS)やオフィスソフトのように人数に応じたライセンスが必要なものは、そのライセンスコストだけでも相当な額になる。しかも古くなってソフトウェアを更新するたびにライセンス料金が発生してしまう。それがタダになるのは確かにメリットがある。
ここでひとつ疑問が生じる。OSSはタダで配布されているが、開発者の給料はタダではない。現在OSSの恩恵を謳歌しているユーザーはこう不安に思うかも知れない。「もしかしたら今使ってるこのOSSは今後使えなくなってしまうのでは?だって開発者はどうやって食ってるのか分からないから!」と。OSSをどうやって育んでいくかは、OSSのメリットを理解している人にとって興味のある事柄であろう。そこで、今日はどうやってOSSの発展に貢献できるかということについて、論じてみようと思う。
ニュースになっているのはOpenOffice.orgやGNU/Linuxであるが、採用に至った主な理由はOSSにするとコストが下がるからであると記されている。確かにOSSはタダだ。商用で提供されているものもあるがタダでオペレーティングシステム(以下OS)やオフィスソフトのように人数に応じたライセンスが必要なものは、そのライセンスコストだけでも相当な額になる。しかも古くなってソフトウェアを更新するたびにライセンス料金が発生してしまう。それがタダになるのは確かにメリットがある。
ここでひとつ疑問が生じる。OSSはタダで配布されているが、開発者の給料はタダではない。現在OSSの恩恵を謳歌しているユーザーはこう不安に思うかも知れない。「もしかしたら今使ってるこのOSSは今後使えなくなってしまうのでは?だって開発者はどうやって食ってるのか分からないから!」と。OSSをどうやって育んでいくかは、OSSのメリットを理解している人にとって興味のある事柄であろう。そこで、今日はどうやってOSSの発展に貢献できるかということについて、論じてみようと思う。
2010-10-29
無料のソフトウェアをフリーソフトと呼んではイケない理由
俺のようにフリーソフトウェア=自由なソフトウェアだという、リチャード・ストールマン支持者は当然のごとくそのような誤ちを犯してはならないのだが、そうではない全ての人にとっても無料のソフトウェアをフリーソフト(もしくはフリーウェア)と呼ぶべきではない理由がある。
2010-09-30
2010-09-29
2010-09-28
自由なソフトウェアと自由なWeb
先日、ソフトウェアライセンスの勉強会に参加したり、オープンソースライセンスの議論が炎上白熱したりしているので、俺自身ソフトウェアライセンスについて考える機会が増えたように思う。プロフィールにも書いてある通り、俺はフリーソフトウェアが大好きである。フリーソフトウェアライセンスは(乱立したので)星のかずほど存在するのだが、その中でもやはりフリーソフトウェアという概念を提唱したリチャード・ストールマン等によるGPLを支持せずには居られない。GPLにもいくつかバリエーションが存在するのだが、その中でももっともとんがっている(最も強いコピーレフト条項が盛り込まれた)AGPLの採用事例が少ないように思う。なぜ採用があまり進まないのだろうかと考えた結果、ある重大な事実、特にWeb業界にまつわる事実に気がついたので、今日はそのことについて紹介しようと思う。結論は最後の方にあるが、あきらめずに頑張って読んで頂きたい。
2010-06-24
ゲーム業界にもフリーソフトウェアの風が吹く?!MMORPG RyzomがAGPLv3でソースコードを公開。アートワークはCC-BY-SAで。
なんと、本格的な3D MMORPGであるRyzomのソースコードが公開されるというニュースが流れたのは先月のことである。ニュースから少し時間が経ってしまったが、今日は皆さんにフリー(自由な)ソフトウェア版Ryzomについて紹介したい。
2010-06-03
受託開発とGPL
GPLに対する代表的な誤解・・・というかむしろ謎のひとつに、受託開発(SI)におけるライセンスの扱いがある。この点が明確になっていないため、受託開発において無意味にGPLを回避しようとしたり、GPLに対するFUDを流布することに対する原因になっていたりするように思う。フリーソフトウェアおよびオープンソースソフトウェアを愛する者として、そのような状況は断じて見過ごすことができない!!というわけで、今日はGPLを受託開発(SI)において用いる場合の注意事項を説明しよう。
GPLの使いどころ
受託開発においてGPL(とその仲間たち=LGPL、AGPL)が登場するのは、第三者、つまり発注側でも受託側でもない者が作成したGPLのソフトウェアを利用する場合である。例えばGPLが適用されたライブラリなどだ。周知の通り、GPLのソフトウェアをリンクしたソフトウェアを再配布する場合は、そのソフトウェア全体に対してGPLを適用しなければならない。この約束事によって、受託側には次のような漠然とした不安が生じることになる。- 1. 社員がライセンスがGPLであることを理由に開発中のソフトウェアを一般向けにバラまいてしまうのでは?!
- 2. GPLを適用してお客さんにソフトウェアを納入したらソースコードを一般公開しなければいけないの??
- 3. 私は発注者です。受託側はGPLに基づいてソフトウェアをバラまきやがるのが不安です。
2010-05-31
EclipseのプラグインをGPLで公開する
今回の記事には、Eclipse界の人からすると「お前は何を言っているんだ?」と思われるようなタイトルかも知れない。Eclipseのライセンス=Eclipse Public LicenseとGPL=GNU General Public Licenseには互換性がなく、両者のライセンスを組み合わせることが出来ないのはいわば常識化している話題のひとつである。両者のライセンスが非互換であることは、フリーソフトウェア財団のライセンスページにも、EclipseのFAQページにも書かれている。
GPLには、システムライブラリはライセンスの適用範囲と見なさないという例外規定があり、プロプラエタリなOSの上でもGPLなソフトウェアが実行できるようになっている。しかし、Eclipseのようなプラットフォームに対してそのような例外は存在しない。なので、Eclipseのプラグインは、EPLとGPLの非互換性のため、GPLを適用することが基本的には出来ないのである。「基本的には」と書いたのは、GPLを適用するための裏ワザがあるからに他ならない。
GPLには、システムライブラリはライセンスの適用範囲と見なさないという例外規定があり、プロプラエタリなOSの上でもGPLなソフトウェアが実行できるようになっている。しかし、Eclipseのようなプラットフォームに対してそのような例外は存在しない。なので、Eclipseのプラグインは、EPLとGPLの非互換性のため、GPLを適用することが基本的には出来ないのである。「基本的には」と書いたのは、GPLを適用するための裏ワザがあるからに他ならない。
2010-04-05
孫正義氏による至高のスピーチ 〜 登りたい山を決める!
Ustreamでライブ放映された孫正義氏によるスピーチが最近ネットを賑わせている(?)のだが、俺も正直感動したクチだったりする。俺はソフトバンク社がこれまでどのような道のりを歩んできたかということについて詳しくは知らないし、孫正義氏と会ったこともない。しかしこの講演は熱い。それは断言できる。多くの人々に勇気を与えてくれるものであることは間違いないのである!
以下、俺の感想などを書き綴ってみよう。ただしネタバレ注意。
まずは見よ。
Ustreamの録画は公開が今日までらしいので、スピーチの書き起こしを見るのがいいだろう。これだけでも充分に一見の価値はある。おちゃらけブロガーちきりん氏も述べているが、とにかく見よ!話はそれからだ。いくら外野が何を言ったところで、このスピーチに勝るほど雄弁に語ることは出来ないのだから。以下、俺の感想などを書き綴ってみよう。ただしネタバレ注意。
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