ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

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2014-05-16

自由でオープンなウェブ終了のお知らせか?またはそれを守るために我々は何をするべきか。

先日、MozillaがブラウザにEMEを採用することを発表してしまった。Mozillaには正直言ってがっかりだ。以前、DRMがウェブに持ち込まれようとしている未だかつてない危機というエントリで危惧していたことが現実になってしまった。フリーソフトウェア財団も今回のMozillaの発表に対して非難の声明を出している。

EMEがブラウザに搭載されるのは、自由でオープンなウェブにとって危機的な状況であると言える。今日はそのことについて警笛を鳴らしたいと思う。

2013-09-30

GNUプロジェクト30周年おめでとう!

[ Celebrate 30 years of GNU! ]

我らがリチャード・ストールマン氏(以下、敬称略)がGNUプロジェクトを孤軍奮闘ながら発起してから30年を迎えた。30年前と言えばWindowsすら無かった頃であり、コンピュータの世界は今とは全く異なっていただろう。「だろう」というのは筆者が当時まだ子供であり、その頃の業界について伝聞でしか知らないからである。

GNUプロジェクトは言うまでもなく、自由なソフトウェアによるオペレーティングシステムを作ろうという一大プロジェクトである。今のようにインターネットもなく、容易に支援も得られそうにない中で、独りでOSを創りあげようなどと起ち上がるのは如何に無謀なことであったか。しかし、その無謀のおかげで今日のソフトウェア業界の姿があるのは間違いない。

今日はGNUプロジェクトの重要さについて、改めて語ろうと思う。

2013-07-03

手のひらの上のデバイスがあなたを監視する!!スマホとプライバシーについて考える。

Slashdot(本家)の記事で、モトローラのスマートホンが勝手にユーザーのデータをネットを通じて送信していたという記事が掲載されている。

Motorola Is Listening - Slashdot

詳しい内容は元記事(下記)を見て欲しい。

Motorola Is Listening - Projects - Beneath the Waves

記事を見ると分かるが、まさにありとあらゆる情報が、その多くが安全でない手段で送信されており、さらに送信されている情報にはパスワードといったセキュリティ的に非常にまずいものから、Facebookの友達情報、メールの宛先や差出人、GPSの位置情報といったプライバシーに関わるものがてんこ盛りとなっている。前回のエントリでプライバシーの重要性について書いたばかりなのだが、今回はその延長としてスマートフォンにおけるプライバシーの問題について考察しようと思う。

2013-04-27

DRMがウェブに持ち込まれようとしている未だかつてない危機

我らがフリーソフトウェア財団が、最近W3Cに提案されたEMEという規格について警告を発している。EME(Encrypted Media Extensions)はウェブ上のメディアに対してDRMを持ち込む規格である。オー・マイ・ガッ!!なんということだろう。

なぜDRMがダメなのか。ウェブの良い点はHTMLという共通の規格によって、ブラウザーが違えど誰もが同じページを参照することができるということだ。どのようなOS、どのようなデバイス、どのようなブラウザでも関係ない。現在でもFlashが組み込まれたページという問題はあるものの、HTMLによる表現の共通化は割とうまくいっている。標準化が進むHTML5はさらにそのFlashも不要になる可能性を秘めている。DRMはウェブの良さを台無しにするからである。

EMEはそのような自由なウェブを真っ向から否定するかのような存在なのだ。

2013-04-19

フリーソフトウェア運動は方向性を間違えてはいない

TechCrunchの翻訳記事でフリーソフトウェア運動はどこで方向性を間違えたのか(そしてその修正方法)というものが掲載された。この記事を読んだとき、そもそもそのタイトルに違和感を覚えてしまった。疑問が「どこで」というものになっているので、何だかフリーソフトウェア運動が方向性をすでに間違えているような印象を与えるわけだが、そもそもフリーソフトウェア運動は方向性を間違えているのだろうか?すでにタイトルで結論を書いてしまっているが、興味のある方はぜひ少しだけお付き合い頂きたい。

2012-02-20

あなたのサイトのJavascriptが自由なソフトウェアのであることを表示しよう! Javascript License Web Labels登場。

フリーソフトウェア財団から、JavaScript License Web Labelsという取り組みについての発表があった。これはひと言でいうと、ウェブページ上で使われているプログラミング言語であるJavascriptのライセンスをきちんと表示しようという取り組みだ。なぜそのような仕組みが必要なのか?どうやって使うのか?ということについて今日は説明しようと思う。

2011-10-26

フリー(自由な)ソフトウェアをインストールする自由を守るために立ち上がれ!

フリーソフトウェア財団がUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に実装されるSecure Bootによってソフトウェアの自由が侵害される危機について警笛を発している。UEFIとはBIOSを置き換える、あるいは後継のソフトウェアのこと。BIOSの後継にあたるだけあって、UEFIはかなり機能が充実している。Intel MacがEFI(*1)を採用しているのは有名な話だ。Secure BootはUEFI上に実装される機能のひとつであり、起動するOSのカーネルを限定する。

どのように限定するかが問題であり、限定の仕方によってはインストールするOSがベンダーが指定したものだけに制限される恐れがあるのだ。特にマイクロソフトがWindows 8互換のロゴをベンダーが取得する要件としてSecure Bootの搭載を要件として求めているため、フリーソフトウェア財団やRed HatのMatthew Garrett氏が懸念を表している。現時点ではどのような形でSecure Bootがマシンに組み込まれて出荷されるかについては不透明だが、実装次第ではWindows 8以外のOSを起動できなくするということが可能なのだ。

そのような事態になったら大変だということで、フリーソフトウェア財団は公式声明文「Stand up for your freedom to install free software!」において署名を呼びかけている。以下は筆者による声明文の翻訳である。

2011-02-04

楽しいショッピングで幸せなひとときを!

今ならリチャード・ストールマンの著書が2冊で36ドル!安いよ安いよ、お買い得ですよ、奥さん!

というメールが昨年の暮れにFSFから届いたのだが、著書のタイトルが「Free as in Freedom (2.0)」と「Free Software, Free Society(第二版)」とあっては購入しないわけにはいかぬというものである。だが、財団のショップで購入すると海外からの直送になるので多少輸送費が高くつくのがたまにきずだ。となれば本だけ買うのはもったいないので他にも色々とグッズを購入しよう!という考えに至るのはごく自然なことである。財団のショップにはフリーソフトウェアのファンであれば欲しくなる楽しいグッズがたくさん並んでいるのだ!

先日、それが届いたのでレポートしようと思う。