ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

カスタム検索

2011-12-30

私は如何にしてWindowsの呪縛から逃れ、Linuxデスクトップという涅槃の環境にたどり着くことが出来たのか。

先日、いますぐWindowsを捨ててデスクトップでGNU/Linuxを使う10+の理由というエントリを書いたところ結構な反響があったと同時に、「Windowsから離れることなんて出来るワケがない」という否定的な意見も多く見られたように思う。確かにWindowsにしか存在しないソフトウェアを使う作業(例えばボカロ作曲)などをライフワークにしている人はWindowsから離れることはできないだろう。

最近はMacユーザーが劇的に増えてきた。筆者もかつては仕事でMacを使っていた。Macでも仕事を進める上で困ることはほとんどなかった。(現在もそのMacは使っているが、OSXではなくPear OSが動いている。)筆者が幸運にもWindowsに縛られない仕事だったということも大きいだろう。(仕事上どうしてもWindowsから離れられないという人にはまず転職をお勧めしたい。プログラマやDBAなどのエンジニア系の仕事をしているなら特に。)そしてLinuxへ移行した今も特に困ることはない。

今日は、どのようにしてWindowsの呪縛から逃れることができるかを紹介しようと思う。

「特定のOSでしか何かができない」というのはコンピュータにとって本質ではない。


何かができないとすれば、それはそのOSにユーザーが自由にできない秘密があったり、単にソフトウェアの移植が行われていないからだろう。

かつて、かのマリー・アントワネットは言った。

「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない。」

と。このセリフは今となってはジョークと以外には使い道はあまりないのだが、本質的にはあながち間違ったことを言ってるわけではいない。お菓子でも飢えはしのげるからだ。

重要なのは、代替物があれば困らないことだ。このセリフで問題なのは「パンが無いのにお菓子なんか買えるかボケェ!」という常識がないということに尽きる。そこで筆者は言いたい。常識なんて捨ててしまえ!!と。Think totally different!!

あなたは何かのソフトウェアに縛りつけられていないだろうか。そのソフトウェア以外に選択肢がないと思い込んでいないだろうか。コンピュータには代わりになるソフトウェアがあればいいのだ。何も今使っているソフトウェアに縛られ続けることはない。

Windowsの呪縛から逃れるための第一歩は、ソフトウェアには選択肢があるということに気づくことである。

Webブラウザ

今現在、人々がPC上で最も多くの時間を費やしているソフトウェアといえばブラウザを置いて他にないだろう。だが、主要ブラウザについては、Windowsで使えるものはLinuxでも利用できる場合が多い。特にFirefox、Chrome(Chromium)、Operaはバッチリ移植されている。問題となるのはIEだけだろう。(Safariは移植されていないのでLinuxで使えないのは仕方がない。そして、筆者はSafariがなくても生きていけるから問題ない。)

たまに存在する「IEでしか動かないWebアプリ」には実際悩まされる。そういうのは、Windowsを使うしか手がない局面のひとつであろう。一日も早くそういった時代遅れのWebアプリが世の中から一掃されるのを願うばかりである。

メールクライアント

筆者は幸運にも、これまでMS Exchangeとやりとりする必要がなかったので、メールクライアントソフトに特に制限はない。IMAPやPOPをサポートしていれば、ソフトは何でも良い。筆者が現在利用しているのはKMailである。KMailはAkonadiというPIMフレームワークを利用するメールクライアントなのだが、実はAkonadiはMySQLにデータをぶっ込むことができるという活かした仕様なのである。(DBとしてPostgreSQLも選択可能)これはMySQLerとしては使わないわけにはいかないというものだ。

MS Exchangeとやりとりする必要があれば、ThunderbirdやEvolutionといったMS Exchangeに対応したメールソフトを利用すればいい。

Microsoft Office

たいていの場合、ファイルを読むだけならLibreOfficeで何とかなる。資料を誰かに送る場合には、ファイルをそのまま送るのではなく、いったんPDFに変換して送れば困ることはほとんどない。誰かと一緒に同じファイルを編集するとなると、レイアウトが崩れたりして困ることが多いかも知れないので、そういう場合にはやはりWindows + MS Officeという組み合わせが必要になるだろう。(毎日MS Officeと向き合う仕事ばかりなら、自分なら真剣に転職を考えるだろう。)

自分だけが使うファイルを編集するなら、本当にLibreOfficeで困らないものである。表計算を高速に行いたい場合には、Gnumericが筆者のお気に入りだ。LibreOfficeよりもかなり速い。

年賀状印刷どうするの?

白状しよう。筆者はかつて筆まめで年賀状を作成していた。ただしそれは2010年までの話である。喪中であるため2012年の年賀状は作成しなかったのだが、2011年の年賀状はGIMPで作成した。GIMPならLinuxでもいける!

実は、GIMPで編集できる年賀状について解説した本があり、それに付属しているテンプレートを使用した。GIMPで編集可能なのは年賀状の裏面(絵柄の方)だけなのだが、それだけでも満足度は高い。

話は逸れるが、プリンターを所有・維持管理するメリットに筆者は年々疑問を感じてきている。インク代は高いし、クリーニングは時間がかかるし、紙は無駄になるしで、苦労しか思い出せない。今は年賀状や挨拶状を印刷出来るサービスが色々あるし、それ以外の文書ならネットプリントで何とかできそうなので、来年はそういったサービスを利用することで脱プリンターを図ろうかと考えているところである。個人ユースならそれで十分ではないだろうか。

iPhoneとの同期

残念ながら、LinuxではiPhoneとの同期はできない。iPhoneのことは忘れよう。iPhoneがなくても生きていける。

スマートフォンとLinuxの母艦を同期したいならAndroidを使おう。どんなOSでもiTunesがなくてもPCとの同期ができる、そうAndoridならね。

ちなみに、筆者はAmarokで曲を管理しており、Amarokを使ってAndroidへの同期を行っている。以下はAmarok 2.4の画面。自動的にCDのカバーアートを拾ってきてくれるわ歌詞も表示してくれるわで至れり尽くせりな感じ。バージョンの2.5ではAmazon MP3 Storeが組み込まれているらしい。今のところ日本で買える楽曲には限りがあるだろうけど、品揃えが増えれば最強のメディアプレイヤーの一角になるのではなかろうかと期待している。


また、スマートフォンで撮った写真は、独学Linuxで紹介されているUbuntu One Files for Androidを使って自動的にPCと同期が行われるようにしており、大変便利である。

ビデオコーデック

UbuntuユーザーならMedibuntuのリポジトリを追加すればだいたいの動画は再生することが出来る。

DVDはMedibuntuのリポジトリからlibdvdcss2をインストールし、次のコマンドを実行すると再生できるようになる。

shell> /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.sh

DVDのコピー

CDやDVDを著作権が許容する範囲でバックアップしたい場合や、.isoファイルからCD/DVDを作成したい場合には、Braseroやk3bなどのライティングソフトを利用すればいい。個人的には、この辺の作業で困ったことはあまりない。

DRM

これは正直どうしようもない。DRMつきのメディアは利用しないと割り切ることにしよう。

Process Explorer的なもの

IT戦記のエントリで、Process Explorerが紹介されてて「おーすげー便利そー」と思った人は多いんじゃないだろうか。Linuxだとその手のソフトウェアは元からインストールされていたりする。次のスクリーンショットはKDEのシステムモニターを実行している様子。


使用中のファイル一覧みたいなのを見る機能はないけど、lsofコマンドを使えばOK。

アンチウィルス

ウィルスの標的になることが少ないLinuxだけど、それでもウィルス対策が不要ってわけじゃない。システム権限が必要なディレクトリ内にウィルスが感染することは稀かも知れないけど、ユーザーのディレクトリ内に潜むことは出来る。Firefoxのpluginとかは結構狙い目なんじゃね?と思ったりする。そんなわけでLinuxでも定期的にホームディレクトリをウィルススキャンしたほうがいいと個人的には思ってる。

UbuntuならオープンソースのClam Tkというウィルススキャンソフトがおすすめ。無料だし、基本的なスキャンならこれで十分だろう。

日本語入力

最近はIBus+Mozcの組み合わせで満足できるようになってしまった。以前はATOKを使ったりしていたのだが、IBus+Mozcだとインストールも楽だしちゃんと64ビットアプリでも入力できるし変換の効率も悪くないし、ぶっちゃけ困ることは一切ない感じ。


ただし、KDEの場合ロケールの設定でibusを指定すると候補のウィンドウにテーマが適用されずに残念な見た目になってしまうので、(システム設定の中にある)ロケールの設定ではinput methodは特に指定せず、IBusを自動起動するようにしている。そうすると今度はLibreOfficeで日本語入力が効かなくなるので、~/.kde/envディレクトリにスクリプトファイルを作成して、export XMODIFIERS=@im=ibusを実行するようにしている。

ちなみに、ibus-kdeというタイプのものなら元からKDE対応なんだけど、こっちはあまり好みじゃない感じなので使っていない。(ibus-kdeはデフォルトではパネルが出ないんだけれども、実はInput Method Panelというウィジェットを自分で追加する必要があるので注意が必要だ。)

フォント

フォント自体には実はあまりこだわりがないのだけれども、アンチエイリアスの強度は最低限なのが好みだったりする。デフォルトではボヤケ過ぎててツライので、もっとシャープな見た目にする感じ。以下は筆者の環境でフォントを表示したところ。


こういうカスタマイズをするにはfonts.confを頑張って編集する必要があるのだけれども、とりあえず今使っているfonts.confを晒しておくのでこういう見た目が好きな人は参考にしてもらいたい。これを使うにはTakaoとかInconsolataを事前にインストールしておく必要がある。

ショートカットキー

以前、Windows XPを使っていたときには「窓使いの憂鬱」にお世話になったものだけど、KDEにしてからは追加ソフトなしで元からカスタマイズするための環境が整っている。以下はショートカットキーのカスタマイズ画面。


以前OSXに触れてからというもの、Spaces+Exposeのキーバインド(Ctrl+数字/矢印で仮想デスクトップの切り替え、F8でデスクトップ一覧、F9/F10でウィンドウをならべて表示など)が気に入ってしまったのだけれど、KWinならかなりそれに近いショートカットを設定することが出来てしまう。

Twitterクライアント

以前はこれが悩みだった。だが、ようやく自分が気に入るTwitterクライアント「Hotot」に出会うことが出来たので、最近は特に悩むことがなく暮らしている。

使いたいアプリケーションがない

まったく同じアプリがないというのは仕方がない。だけど、探せばそれなりに代替のアプリが見つかるはずだ。全く同じアプリでなくても、代わりのアプリでも意外と何とかなるものである。

どうしても欲しいアプリが見つからない場合には他のOSを使うことになるだろうけど、まずは色々探してみるのがいいだろう。いつも定番アプリばかり使っていないだろうか?新しいアプリを試すことがなくなったんじゃないだろうか?アプリを探すと、「おっ、こんなのもあったのか!」と驚きを覚えることが結構ある。きっとあなたにも新たな発見があるはずだ。

これで今年の投稿は締めくくることにする。皆さん、今年は本ブログを読んで頂きありがとうございました。来年もよろしくおねがいします!

12 コメント:

第n発言者 さんのコメント...

>確かにWindowsにしか存在しないソフトウェアを使う作業(例えばボカロ作曲)などをライフワークにしている人はWindowsから離れることはできないだろう

ここが一番の問題で、一般ユーザはこれが解決しない限りついてこない。
ついでに言うならば、「同じことができる」だけでなく「同じデータが使える」「同じ手順でできる」でなければダメ。
GIMPはphotoshop級だけど、photoshopと操作が違うから仕事には使えない。
AtokがないからAtokの辞書データも使えない。
ゲームがあっても売ってるあのゲームじゃない。

つまるところ、Windowsの実行ファイルを実行でき、Windowsと同様に動作しなければLinuxデスクトップは一般には広がらない

Mikiya Okuno さんのコメント...

第n発言者さん、

コメントありがとうございます。

ですが、ご意見には同意できません。ポイントは次の3つです。

ひとつめは、同じデータでなければいけないというのは本質ではないという点です。同じことができるだけでなぜいけないのでしょう?さらに「同じ手順でできる」でなければダメというのは全く同意し兼ねます。

最近このようなニュースがありました。

LibreOffice導入のJA福岡市がMicrosoft Officeからの移行に役立つマニュアルを公開
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111228/377696/

他にもOOoやLibreOfficeへ移行している組織はあります。組織レベルでこのような移行が出来たという例があるので、「同じデータが使える」「同じ手順でできる」でなければダメという根拠はないでしょう。

ふたつめは、「一般」の定義についてです。Photoshopを使っているようなプロや、ATOKユーザー、PCでゲームをしている人というのは、いずれも少数派のように思えます。素人なら特に変換はMSのものをそのまま使っている人が大半でしょうし、ゲームはPS、PSP、DS、Wii、X-Boxなどのゲーム専用機でやる人のほうが多いでしょう。最近はモバゲーやGREEのほうが多いかも知れませんが。それに、同じゲームを何年もやり続けるというのも稀だと思います。(MMOではそいういうこともありますが。)

最後のポイントですが、

> Windowsの実行ファイルを実行でき、Windowsと同様に動作しなければLinuxデスクトップは一般には広がらない。

これは暗にLinux用のアプリがWindows用のアプリより劣っているという主張が含まれているように思います。ですがそれは同意できません。どちらがいいかというのを判断する基準はたくさんあります。あなたはWindows上のソフトウェアが最高だと考えてらっしゃるかも知れません。ですが、Linux上のアプリのほうが良いと感じる人も居ます。従って、Windowsアプリとまったく同じものを実行できなければいけないという理由はありません。

Mikiya Okuno さんのコメント...

第n発言者さん、

すみません。クリックのミスで、いただいたコメントを削除してしまいました。以下に全文再掲させて頂きます。

-------------------------------------------------------------------------------
Mikiya Okunoさん

コメントへの返信ありがとうございます。
確かに同じ手順、同じデータというのは無根拠でした。
やや喧嘩腰な文体になっていたこととあわせ、反省いたします。

しかしながら、「一般」の定義についてだけは一言だけ言わせていただきたいです。
確かに、pcゲーマーやatokユーザーは少数派です。
しかし、何らかのWindows専用ソフトを深く使い込んでいる人というくくりならば少数派として切り捨てるには多すぎるのではないかと思います。
adobeユーザー、autodeskユーザー、そしてSIerとかが作る相変わらずWindows専用な無数の業務ソフトのユーザーたち。
もはやソフトウェアのエンジニア以外でもPC使用のプロはたくさんいます。

彼らを連れてくることができなければ、LinuxデスクトップはかつてのWindowsに対するMacのように、先駆者で優れているのにマイナーに留まってしまうのではないかと危惧しています。

Mikiya Okuno さんのコメント...

改めて返信させていただきます。

確かに「特定のアプリに縛られている」状態で、なおかつ代替のソフトウェアが選択できないなら移行は厳しいですね。特にAdobeやAutoDesk製品については、Linuxへの移植を希望する声もあがっているようです。

参考)Linuxに移植されるべきWindowsアプリケーション10選
http://japan.zdnet.com/sp/10things/20411021/

ただ、この記事は「Linuxに移植されるべき」ではなく「記者がLinuxへ移行して欲しい」アプリ10選だとは思います。(最後のひとつがゲームというのはご愛嬌。)

業務ソフトについては徐々にWebへ一本化される方向で進んではいませんか?業種・業務次第かも知れませんが。(特にSaaSを使うと必然的にWebにならざるを得ませんし。)今後、Webアプリが増えていけばうれしいなと思っています。

逆にそういう縛りがないか、もしくは2台以上持っている人などは、どんどんLinuxの利用を試みて欲しいと思って、このようなエントリを書いています。たぶんまた書くでしょう。

> 彼らを連れてくることができなければ、LinuxデスクトップはかつてのWindowsに対するMacのように、先駆者で優れているのにマイナーに留まってしまうのではないかと危惧しています。

これは私が認識している現状そのものですね。最近のLinuxデスクトップの進化はすごいです。カジュアルな使い方でもかなりいい感じに使えます。今後はその辺の使い方をもっと紹介していきたいと思っています。

みなやん さんのコメント...

読んで同感です。
MS Windowsのベンダーロックインは何も企業だけの問題ではありません。個人ユーザのロックインのほうが遥かに多いのではと思っています。当方メインはLinux mint、サブはPear Linuxを使っています。全く不自由は無いですし、なによりWindowsではポンコツ扱いの2005年製のThinkPad X41でサクサク使えます。私の常駐先ではブラウザアプリケーションと云いながら、実はActiveX(MS)依存で他のブラウザでシステムが使えません。こういったことは簡単には解決しようがないですが、個人レベルでは縛りがない自由を楽しんでいます。草の根から改革実行です。

Mikiya Okuno さんのコメント...

みなやんさん、コメントありがとうございます。

MintもPearOSもGNOME3(GNOME Shell)ベースですが、軽いですよね。

Linux系OSの秀逸なソフトウェアリポジトリは、フリー(自由な)ソフトウェアやオープンソースソフトウェアあってこそ実現出来たものですよね。ロックインから逃れることの素晴らしさをひとりでも多くの人に気づいてもらいたいと思ってこのようなエントリを書いたりしています。

Unknown さんのコメント...

ポイントポイントしっかり抑えた記事ですね。素晴らしい。

今若干ネックなのはiPhoneとの連携ですかね。 Ubuntu OneもiPhoneように出たみたいですし状況は良くなってきてると思いますが。

参考になりました!

匿名 さんのコメント...

少し一方的すぎるだろう。ほぼ専用端末としてしか使っていない社内PCなどはブラウザさえ動けばうまくいくとお考えかもしれないが、超素人のおばさん、おじさんたちに、手順の異なる機器でサポートすることはできないので一斉に入れ替える必要があります。そうしないと移行はできません。Windows8は良いタイミングであるかもしれませんね。最初にデスクトップが立ち上がりませんから。

Mikiya Okuno さんのコメント...

Ohnuma Kei さん

コメントありがとうございます。(返事が遅くなりました。)

Ubuntu Oneにそのような進展があったのですね。最近私の環境はUbuntuではないので知りませんでした。今後も期待したいですね。

Y5ctbYRSLb_ebB7OupRuxLKKUPAQHVys さん

コメントありがとうございます。

この記事は「如何にしてWindowsからLinuxへ移行するか」という具体的な方法に焦点を当てたものなので、Linuxへの以降の是非に関するものではないんです。主旨は「Windowsでやってることと同じことをLinuxでやるにはどうするか」ということなので移行するぞと決めた際に参考にして頂きたいと思います。

equsys さんのコメント...

現在Windowsを使っている人、売っている人達にはそれなりに理由があると思います。
そうしたことを念頭に置いたまま意見を述べようとするから、Windows以外を否定してしまうのではないでしょうか。

確かに今すぐWindowsからLinuxへ移行することは現実的でない場合もあるでしょう。それは船舶を操舵中、
目の前の渦や暗礁は避けなければならないのと同じと言えます。しかし、こうした短期的な問題を解決しながらも
長期的な視点、目的地をしっかりと見据えていなければならないと思います。

それは最終的に、どのような社会を未来へ託したいかということです。

 Windowsが日本からお金が吸い上げられていく仕組みであるいう事実を認識し、向かうべきところへ
少しでも進むように意識していなければならないと思います。それはWindowsを使いながらもできることです。

例えば機種依存文字を使わない、エクセルのマクロを使わない、ODFで保存するなどです。

色々問題も起きると思いますが、それは最適化が進んでいるという証であり、良い傾向であると思います。
否定をせずに前向きに、それが私がオープンソースを積極的に使う理由です。

どうやって移行を実現するか、それは後から考えれば良いのではないでしょうか。

Mikiya Okuno さんのコメント...

EQUSYS T さん、コメントありがとうございます。

> それは最終的に、どのような社会を未来へ託したいかということです。

その通りだと思います。そのために日々ブログ記事などを書いたりしているのですが、少しでもそれが誰かの心に響いて、一緒により良い未来について考えることができれば何より嬉しいですね。

皆で知恵を絞って、少しずつ段階的に良い未来へ近づけると最高ですね。

Unknown さんのコメント...

今ではiPhoneもAmarock使えばUbuntuでも使える。使えないのはiTunesストアと電子書籍のみ。

コメントを投稿