ちょっと古いけどCNetの記事より、
「Vista移行への機は熟した」--MSが企業ユーザーへのアピール強化
だそうな。
どうしてこの時期にこんなアピールを行うのか。ちょっと考えれば分かることだが、それは今月いっぱいでXPがローエンドPC向けを除いて販売終了になってしまうからであろう。Vista移行への機が熟したのではなく、
マイクロソフトにとっては待ったなしの状況になってるだけであり、それを「機は熟した」と言い換えるのはまさに理論のすげ替えであると言える。
(自分はこのようなインチキPRが大嫌いであります!)
CNetの記事で挙げられているVista移行への根拠は、
- セキュリティ
- ドライバサポートの改善
- アプリケーション互換性の向上
だそうだが、
肝心のユーザビリティが挙げられていない点に注意すべきだろう。人々がVistaを使いたがらない一番の理由は、使い勝手がよくないからだと思うのだが、この点に関しては改善はされていない。
「Back To XP」なんて製品が出るぐらいVistaのインターフェイスは受け入れられていない。Vistaのどこが使いづらいのかというと、
- 確認のためのポップアップが多すぎる
- スタートメニューがわかりにくい
- メモリの消費量が多すぎる
- 動作がもっさりしている
- コントロールパネルの項目が多すぎる
など、挙げ出せばキリがない。特にポップアップなどは
ユーザーをいらいらさせるためにわざわざ搭載したというから驚きだ。これも独占企業だからなせる技か。本来なら、ユーザーに対して真に誠実になるなら、
XPからVistaへアップグレードしようとしているユーザーに対してポップアップが超イライラするよ!という警告メッセージを出すべきだ。プロモーションだけはしっかりやるのに、ユーザーが見舞われるであろう不利益に対して事前に警笛を鳴らさないのはフェアではない。お金だけ頂ければその後のことなど知ったことではない!とでもいうのか。
(いやそこまでは言ってねぇョ<俺)
というわけで、
Vista移行の機を逃した俺であった。
(わざとなんだけどネ)
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