ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

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2011-12-30

私は如何にしてWindowsの呪縛から逃れ、Linuxデスクトップという涅槃の環境にたどり着くことが出来たのか。

先日、いますぐWindowsを捨ててデスクトップでGNU/Linuxを使う10+の理由というエントリを書いたところ結構な反響があったと同時に、「Windowsから離れることなんて出来るワケがない」という否定的な意見も多く見られたように思う。確かにWindowsにしか存在しないソフトウェアを使う作業(例えばボカロ作曲)などをライフワークにしている人はWindowsから離れることはできないだろう。

最近はMacユーザーが劇的に増えてきた。筆者もかつては仕事でMacを使っていた。Macでも仕事を進める上で困ることはほとんどなかった。(現在もそのMacは使っているが、OSXではなくPear OSが動いている。)筆者が幸運にもWindowsに縛られない仕事だったということも大きいだろう。(仕事上どうしてもWindowsから離れられないという人にはまず転職をお勧めしたい。プログラマやDBAなどのエンジニア系の仕事をしているなら特に。)そしてLinuxへ移行した今も特に困ることはない。

今日は、どのようにしてWindowsの呪縛から逃れることができるかを紹介しようと思う。

2011-12-16

MySQLと英語のリスニングを同時に勉強する方法。

英語を勉強したいが技術も勉強したい。それは技術者にとって悩ましい悩みではいだろうか。そんな悩める技術者諸君にとって喜ばしい知らせがある。MySQLの勉強も英語のリスニングも同時にできる、そうOurSQL Database Community Podcastならね。

OurSQL: The MySQL Database Community Podcast

2011-12-13

MySQLにおけるレプリケーション遅延の傾向と対策

レプリケーションはMySQLで最もよく使われる機能のひとつだ。レプリケーションは基本的に非同期でデータの複製を行う仕組みになっているのだが、非同期故にどうしても逃れられない問題がある。そのひとつが今回のテーマ、遅延である。というと、MySQLのレプリケーションはすぐに遅延が生じてしまうように感じてしまうかも知れないが、そのようなことはない。ほとんどの場合は即座にスレーブの更新が行われる。

なぜ遅延は発生するのか、どのように遅延が起きていることを調べるのか、どのように回避するのかということを本エントリでは解説したい。うまく遅延と付き合って、MySQLのレプリケーションをより快適に運用してもらえればと思う。

2011-12-06

いますぐWindowsを捨ててデスクトップでGNU/Linuxを使う10+の理由

言及するのが既に周回遅れ気味だが、いますぐコマンドプロンプトを捨てて、Cygwinを使うべき10+の理由という記事がとても人気だったようだ。

Cygwinはご存知の方も多いだろうが、元々はCygnus Support(後にCygnus Solutionsに改名)という会社が開発した、Windows向けのGNU関連のツール群だ。Cygnusという名前にはGNUの3文字が含まれているが、これは「GNUのシノニム」というのが名前の由来だからだ。Cygnusが開発したWindows向けのGNUツール群=Cygwinというわけだ。CygwinはまさにGNUオペレーティングシステムの一部のWindows移植版なのである。このへんのことはCygwinのFAQにも書いてある。余談だが、Cygwinの対抗馬としてはMinGWが出てくるが、こちらは「Minimalist GNU for Windows」の略だ。素晴らしきかなGNU!ちなみに、Cygnus Supportは後にRed Hatに吸収された。Cygnusの血は未だにRed Hatで息づいている。

元エントリではCygwinマンセー状態だが、その素晴らしさはCygwinそのものではなく、GNUオペレーティングシステムに由来しているということを忘れないで頂きたい。感謝の気持ちでいっぱいになったところでフリーソフトウェア財団への寄付をすれば完璧である。そうすればGNUオペレーティングシステムはもっと便利になるだろう。もちろんCygwinを含めて、だ。

CygwinはWindows上にとても便利なCLI環境を導入してくれるが、GNUオペレーティングシステムを堪能したいならもっと良いものがある。そう、GNU/Linuxだ。LinuxカーネルはGNUプロジェクトの一部ではないが、ユーザーランドはGNUによって支えられていると言える。LinuxではCLIだけでなく、GUIでも余すことなくGNUの素晴らしさを満喫できる。まさにGNUの楽園なのである!「Windows環境」にこだわらなければ、GNUの素晴らしい世界があなたを待っている。

2011-11-20

週末書評:「NHK受信料制度 違憲の論理」


今日はコンピュータの話題ではないので興味がない人はスルーして頂きたい。

本書は今まで手にした書籍の中で飛び抜けているかも知れない。手にした瞬間びっくりした。非常に薄いからだ。なんと、本文がP.50そこそこしかない。要点はそこじゃないだろ!と自分でも思うが、この点が一番印象に残ってしまったので、どうしても冒頭で述べておきたかった。

ちなみに、本書ではNHK受信制度は日本国憲法にそぐわないということが丁寧に説明されている。筆者である天野氏によると、それは放送法自身が日本国憲法から逸脱しているからだそうだ。放送法に疑問を持ってモヤモヤしている人がスッキリするには最適の一冊であると言える。

2011-11-19

週末書評:「年金は本当にもらえるのか」


今日はコンピュータの話題ではないので興味がない人はスルーして頂きたい。

河野太郎氏のブログで紹介されていた「年金は本当にもらえるのか」という本を読んだ。この書籍では、とても丁寧に年金について「なぜそのような制度が必要なのか」「なぜ理屈は簡単なはずの年金制度は理解しづらくなっているのか」という初歩からの解説がなされている。年金は国民全員が加入していて、日本国民なら誰しもが関係するトピックであり、考える機会も多いだろう。年金について考えるにあたり、本書は非常におすすめである。

とりあえず本書を手にとって読んで頂きたいと思う。以下は筆者の余談である。

2011-11-11

lessでソースコードの色を消した

昨日のエントリは結構好評だったようだが、はてブで次のような気になるコメントがあった。

色覚異常があると凄く見づらいんだよなー。黒地に赤文字とかもう全然判読不可能なんだよね。OSインストール後まず最初にやるのがこの手のカラー設定OFFにすることだったりします。

正直、色覚異常のある人のことは配慮していなかった。これは反省せざるを得ない。ただしGNU Source-highlightはとても応用が効くツールなので、カスタマイズすれば色覚異常がある人にも便利なツールになるはずだ。と思ってグレースケールのカラースキームを作ってみた。

2011-11-10

lessでソースコードに色をつける

シェルの操作中「テキストファイルをちょこっと覗きたいな」と思ったときに抜群に便利なlessコマンドであるが、普段綺麗に色付けされたソースコードを見慣れていると、モノクロのソースコードの見づらさに愕然としてしまう。結局lessを終了して他のエディタで開きなおすことになるのだが、lessでソースコードに色付け(シンタックスハイライト)できれば便利なのになーっ!と思ったことはないだろうか。そう、あるんです!lessでシンタックスハイライトする方法はあるんです!というわけで、今日はその方法を紹介しよう。

2011-11-09

新たなOSX安全神話の検証:Sandboxでウィルススキャンは不要になるか?

アップルし・・・、もといファンで知られる中島聡氏が、「防備を固める OS X と、無防備な Android と」というエントリを綴っている。中島氏のブログは同意できるエントリも多いのだが、なぜかアップルが絡むとおかしな展開になることがあり、首をかしげてしまう。

今回のエントリでは、「将来的にアップルはOSXにサンドボックスを搭載するらしい」という話から始まって、なぜか「セキュリティの問題がAndroid陣営にとって最大の悩みの種に発展するだろう」という予測で締めくくられている。マジデスカ!!というツッコミが筆者の脳内を駆け巡り、脳内でツッコミが醸成されてネタとなったので、その成分を精製して皆さんにお届けしたいと思う。

2011-10-26

フリー(自由な)ソフトウェアをインストールする自由を守るために立ち上がれ!

フリーソフトウェア財団がUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に実装されるSecure Bootによってソフトウェアの自由が侵害される危機について警笛を発している。UEFIとはBIOSを置き換える、あるいは後継のソフトウェアのこと。BIOSの後継にあたるだけあって、UEFIはかなり機能が充実している。Intel MacがEFI(*1)を採用しているのは有名な話だ。Secure BootはUEFI上に実装される機能のひとつであり、起動するOSのカーネルを限定する。

どのように限定するかが問題であり、限定の仕方によってはインストールするOSがベンダーが指定したものだけに制限される恐れがあるのだ。特にマイクロソフトがWindows 8互換のロゴをベンダーが取得する要件としてSecure Bootの搭載を要件として求めているため、フリーソフトウェア財団やRed HatのMatthew Garrett氏が懸念を表している。現時点ではどのような形でSecure Bootがマシンに組み込まれて出荷されるかについては不透明だが、実装次第ではWindows 8以外のOSを起動できなくするということが可能なのだ。

そのような事態になったら大変だということで、フリーソフトウェア財団は公式声明文「Stand up for your freedom to install free software!」において署名を呼びかけている。以下は筆者による声明文の翻訳である。