ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

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2012-01-11

GPLソフトウェアの移植とライセンスの変更に見る著作権の問題

昨年、#笑ってはいけないSIerというハッシュタグがTwitter上で流行したことがあった。その際、数々の優秀な(ブラック)ジョークに紛れてGPLに対する誤った批判がなされてしまった。その内容はTogetterにおいて「そもそもOSSがサポート無いと使えない。GPLは禁止。OSSを使うのに研修を受ける必要がある。OSSのソースを読むのは禁止。#笑ってはいけないSIer」から派生したGPLについての談義としてまとめられている。その後さらに、書籍「ソフトウェアライセンスの基礎知識」の著者である可知豊氏が「GPL適用のソースコードを他言語に移植してBSDライセンスに変更できるか」というエントリで著作権法と照らし合わせながら見解を語ってくれ、そしてコメント欄でいくつかのやり取りが発生するということがあった。可知氏の考察はさすがというべきか、著作権法の適用範囲について詳しく解説されているので一見の価値があるのでぜひ本ブログの読者も見て頂きたい。

問題のTogetterのまとめでは、GPLが伝搬する範囲を誇大に表現し、「GPLは危険だから使うな」というニュアンスを含んだメッセージが投下されていた。GPLのファンとしてはGPLに対するネガティブな誤解を産むような誤った発言は見過ごすことは断じてできない!!遅筆中の遅筆になってしまったが、今日は改めてGPLの適用範囲について解説しようと思う。なぜ遅筆になっていたかは、フリーソフトウェア財団の見解を聞いていたからだ。問い合わせれば遅くなってもちゃんと返事をくれるので、疑問がある人は聞いてみるのもいいだろう。(ただし英語)もちろんその際大人のマナーとして寄付を忘れないようにしたい。

2011-10-13

コンビニコピー違法化に喝ッ!

少し前の記事になるが、「コンビニコピー違法化、私的クラウド補償金も!? “私的複製”見直しへ審議 - Internet Watch」というものがあり、気になっていた。コンビニにあるコピー機が違法になるというのは違和感があるし、クラウドから補償金を徴収すると言われると、業界が変な方向に話が進んでいるように思えて仕方がない。考えが進むにつれ、それは疑問から確信に変わっていったので、今日はなぜ補償金制度を創設するべきでないかについて語りたい。

2010-12-14

書評: <反>知的独占 〜眼から鱗の2010年の必読書〜

この書籍は、筆者が「今年最も読んで良かった!」と思う一冊である。当然ながら皆さんにもぜひ読んでいただきたいので、本ブログでも紹介させていただくことにする。本書は「知財が如何に社会にとって害悪であるか」ということを解説した書籍であり、「知財でひと儲けしよう」という人には向かない。本来社会があるべき姿、つまり「知財がなければ世の中はもっとよくなる」ということについて知りたい人は、ぜひこの本を手に取るべきである。

2010-04-01

日本企業に提唱したい著作権ビジネス

まず最初に断っておくが、俺は日本における著作権の在り方は間違っていると思っている。多くの企業(音楽業界、出版業界、映画業界など)がやっていることは、これまでのビジネスモデルにしがみついて利益を守ることだけであり、強すぎる著作権の効力によってユーザーに不便を強いていると思うし、新たなビジネスの開拓にも積極的ではないためジリ貧になるだけだと思うからである。正直なところ、JASRACがオリジナル曲の演奏ですら金を徴収した例などは、ただただ閉口するばかりだ。まるでJASRACが全ての著作権を代表しているかのような行いであるが、他にも著作権管理団体は存在するし、オリジナル曲に対してJASRACが支払いを強要するのはおかしな話なのである。

とはいえ、現状を嘆いていてばかりでは何も良くならない。今日は日本でこれから儲かる(かも知れないと俺が考える)著作権ビジネスを3つ挙げて見よう。