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2011-02-17

Nokia Plan Bが開始後36時間で早々に断念

昨日のエントリで紹介したNokia Plan Bだが、開始後36時間にして早々に計画を断念してしまったようだ。いくらなんでも早すぎだろ!という気がしなくもないが、断念した理由がNokia Plan BのエントリCalling It Quitsで述べられている。

以下、翻訳。
After reviewing the feedback we’ve received from investors on our Plan B, we have decided not to carry on with it.
投資家たちからのPlan Bに対するフィードバックをレビューした結果、我々は計画続行を断念しました。

In the last 36 hours we were contacted by hundreds of individual shareholders (owning anywhere from 10 to 400,000 Nokia shares) pledging to support us by proxy voting or by personally attending the AGM.
この36時間の間に、我々は何百人もの個人株主(10株〜40万株のノキア株を持っている方々)からコンタクトがあり、我々を代理投票により支持する、もしくは個人的にAGMへ出席するという誓約をもらいました。

Nevertheless, the responses that we received from institutional investors were not encouraging. These institutions have a fiduciary responsibility to their customers and are legally bared from supporting radical initiatives like seating a bunch of kids on the board of directors. If they do not agree with Nokia’s plans, they are better off simply divesting and putting their money in other companies that better fit their investing strategy (which is exactly what they have been doing).
しかしながら、我々が機関投資家から受けた反応は決して良いものではありませんでした。これらの機関は顧客に対して受託者責任を負っており、取締役会の前に子供を集団で陣取らせるような行為を法的に禁じられています(訳注:おそらくbaredではなくbarredの誤り)。もし、彼らがノキアの計画に賛同しないのであれば、彼らは単に株を売却し、彼らの投資戦略に適した企業へ資金を投入するべきなのです。(それはまさに彼らがしたことです。

We also realized that by the time our Plan B would kick in, most remaining software talent in Nokia would have already left the company, so it would be really an uphill battle to pick up things from there.
我々はもうひとつ重要なことに気づきました。もし仮にPlan Bを計画通り実行したとしても、それまでに今ノキアに残っている有能なソフトウェア開発者はすでに会社を去っていることでしょう。従って、そこからさらに会社を持ち直すのは本当に苦しい戦いになることが予想されるのです。

This is it from us. It’s up to you what to do with your money. We’ll stop short of endorsing NokiaPlanC.com or NokiaPlanX.com even though we think they are both very good ideas.
我々からの報告は以上です。あなたのお金で何をするかということはあなたに委ねられています。また、我々はNokiaPlanC.comNokiaPlanX.comというサイトを推奨することもないでしょう。例えそれらが以下に優れたアイデアであっても。

追記:
Nokia Plan BはサイトがNokia Plan Bへリダイレクトされるようになってコンテンツがみられなくなっている。オリジナルのコンテンツはGoogleのキャッシュからどうぞ。

2 件のコメント:

  1. 機関投資家はやはり影響力が大きいですよね。実際株が力ですから。
    でも、彼らはあまり製品や戦略に興味はなく、利益だけなんですよね。ぶっちゃけ、ノキアが潰れてもいいと。潰れる前に売りさばけばいいだけだから。でもファンは違う。
    熱心なファンをキープしてファンのための会社にするなら、機関投資家比率を下げ個人投資家を増やすべきですかね。
    今後売るノキア機に株つけて売るとかw 製品代2万+オプションで株5万円分、とか。
    まぁ大量に売れるのは安価製品が多いからだし、そこまで金だすユーザーはあまりいないでしょうけども。

    今はiPhoneユーザーでApple信者の自分もiPhoneが出る前はNokia信者でしたから、今回の件はとても残念です。

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  2. buzzさん、コメントありがとうございます。

    資本主義なので機関投資家が利益の追求に走るのは自然なことですよね。仕方がないことです。

    Symbian ^3はオープンソースということもあって尚更応援していたので残念でなりません。しかも最近Qtが充実してきたというのを肌で感じていたので、ほんともったいないなあと・・・。

    Qt/Symbian/MeeGoを誰が引き継ぐ(forkする)かというのが現時点で最大の問題ですね。

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