改めて計測してみたら自分でもびっくりした。VirtualBoxを使ってFedoraをインストールしたら10分かからなかったのである。いつも「嫌に早いな」とは思っていたけれど、まさか「仮想マシンを作ってFedora 14をインストールし、ブラウザを起動して本ブログを開くまでに8分程度しかかからない」というのは驚きである。
YouTubeにその様子をアップしてみたのでぜひ一度ご覧頂きたい。Linuxのインストールに慣れた人にとっては退屈な光景だろうが、Windowsしかインストールしたことないよ!という人にとってはきっと驚きと発見があるはずだ。
※音声はナシ。背景は趣味。
途中、「パスワードが短すぎるんだよコルァッ!」などと怒られて入力しなおしつつもこのタイム。仮想マシンなのでCDからの読み込みが超高速であり、Liveイメージをそのままハードディスクへ転送する仕組みが高速化に貢献しているのだとは思うが、それにしても刺激的な速さである。再起動後に画面が写らなくなった場面があるが、おそらくはVirtualBoxの問題だろう。ご愛嬌だ!
このような事実を目の当たりにすると、Linuxが日々進化しているということを実感せざるを得ない。これはLinux(カーネル)じゃなくてインストーラの進化だろというツッコミは当然ある。だが、Linuxはディストリビューションとかその他多くの関連ソフトウェア=エコシステムまでを含めてひとつのシステムを形成している。したがって、エコシステムの進化、即ちLinuxの進化である。
昔は、LinuxやFreeBSDのインストールと言えば寝る前におっぱじめて果報は寝て待つかッ!ぐらい長時間を要する作業であった。そもそも初心者には優しくなかったように思う。だが、今やインストール作業は非常にシンプルなものになり、掛かる時間は10分を切るレベルまで到達したのだ!プリインストール製品が殆ど存在しないデスクトップLinuxにとって、インストール作業というのは、これから使おうという人にとっての最初の「障壁」になる。インストール時間の短縮は、そういった宿命を背負ったデスクトップLinuxにとって大きな課題であり、必然的に進化につながったのだろう。
今やLinuxのインストール作業は苦痛でも何でもない。シンプルで、すぐに終わり、Linuxの無限のパワーを手に入れるための扉を開く、心踊る体験なのである。
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