MySQLの大改造であり、Brian Aker氏をはじめ開発者たちにとってはまさに新しいおもちゃであろう。
Drizzleがどういうものかについては、Mixiの前坂氏のBlogが分かりやすいので参考にしていただきたい。
http://alpha.mixi.co.jp/blog/?p=189
そして以下がプロジェクトを率いるBrian Aker氏のブログポスト。
http://krow.livejournal.com/602409.html
Drizzle Wiki
http://drizzle.wikia.com/wiki/Drizzle_Wiki
ビルドの方法などはWikiに載ってるので参考のこと。今のところは、Linux、Solaris、MacOS Xだけがサポートされている。いずれは他の*NIXにも移植される可能性が高いが、Windowsへの移植に関しては未知数である。
さて、上記のWikiには今のところビルドの方法は書いてあるが、それ以降の使い方に関しては全く載っていない。なのでチョットだけ紹介したい。
ビルド(./configure && make && sudo make install)が完了すると、デフォルトでは/usr/localへバイナリがインストールされる。/usr/local/libexec/drizzledがサーバプログラムの本体である。そして、/usr/local/binにdrizzleで名前が始まるプログラムが格納される。drizzledはmysqldの、drizzleはmysqlの置き換えであり、基本的な使用法は同じである。
さて、起動方法であるが、プログラムの名前が置き換わっているので設定ファイルも/etc/drizzle.cnfなどにしないといけないのかと思ったが、さにあらず。現段階では/etc/my.cnfである。そしてセクション名は[mysqld]および[drizzled]が使用可能であり、ファイルの記述方法はMySQLと全く同じである。Drizzleでそぎ落とされた機能(UNIXドメインソケットなど)に関する設定以外は、設定内容も同じものが利用できるであろう。
起動は
shell> /usr/local/bin/drizzled_safe &
である。drizzledが見つからないという旨のエラーが出た場合には、[drizzled_safe]セクションにおいて、ledirを設定すると良い。サーバプログラムが起動したら接続である。接続にはdrizzleコマンドを使う。
Welcome to the Drizzle client.. Commands end with ; or \g. Your Drizzle connection id is 1 Server version: 7.0.0 Source distribution Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer. drizzle>>
というプロンプトが表れたら接続完了である。
ところで気になる点がひとつ・・・
Server version: 7.0.0 Source distribution
これは一体・・・。
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