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2009-03-18

パーソナルスーパーコンピューター

オトコはいつの世もロマンを求めている。もし幸運にも大金を手にすることが出来たら・・・
  • フェラーリやポルシェなどの高級車を買う。
  • クルーザーを買う。
  • 豪邸を建てる。
  • 別荘を買う。
  • 競走馬を買う。
  • 毎日ゴルフ三昧。
などなど、大金があれば大抵のロマンは手に入ってしまうわけである。このような一般的なロマンもいいが、ギークたるものそのような軟派なことを考えてはいけない。もし俺が大金を手にしたならばこれを買うだろう。


なんとデスクサイド型のスーパーコンピューターである。つまり、個人がデスクサイドにコイツを置いて利用するのである。これはまさにパソコンとスパコンを融合した、パーソナルスーパーコンピューターと言っていいシロモノだ。

CX1はブレード8枚を搭載できるというアーキテクチャで、各ブレードにはXeonが最大2個、メモリが32GBまで搭載できる。なのでシステム全体では16CPU/256GBメモリというモンスター的なマシンなのである。こいつがあれば・・・
  • ベンチマークを同時にいくつもぶんまわしたり
  • 筐体内でMySQL Clusterを構築してウハウハしたり
  • 豊富なメモリを利用して仮想マシンを起動しまくったり
  • カーネルのコンパイルをバックグラウンドでストレスフリーで実行したり
ということが堪能できるだろう。CX1がいくらするのかは知らないが、コストパフォーマンスの悪い遊びであることは間違いない。だが、それがいい。

このような大きなマシンを一人で使うのはエコではない。しかし、オトコのロマンはいつだってエコとは無関係のように思えるので、コンピュータだけを特別視してはいけない。高級車がエコだろうか?豪邸がエコだろうか?

このマシンは一見すると五月蠅そうに見える。しかしマシンは静かならいいというものでもないだろう。スポーツカーファンなどは、わざわざ大きな音がするように愛するマシンのマフラーをスポーツタイムのものへ交換したりしてるではないか!!むしろこのマシンだってファンを改造して豪快なエギゾーストを楽しめばいいというものである。CPU使用率が上昇すると同時にブォーン!!と豪快なエギゾーストが鳴り響く・・・想像するだけで楽くならまいか。爆速なだけでなく爆音を奏でるマシン・・・これぞオトコのマシンであると言えよう。


・・・


以上のことは「もし大金があったら・・・」という仮定に基づいた空想であり、現実には家族と折り合うためファンレスPCをささやかに楽しんでいるのであった。

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