MySQL Cluster 6.4の最新のビルドは、bzrで入手することができる。詳細は以下のページに書いてあるので参照してほしい。ただし、6.4は本当に開発中のビルドなので、決して本番環境では使わないように注意すること。(しかしオトコには時として無謀な挑戦も必要なので、自己責任でやってやるぜ!!という人を止めはしない。)
https://code.launchpad.net/~mysql/mysql-server/mysql-5.1-telco-6.4
https://code.launchpad.net/~mysql/mysql-server/mysql-5.1-telco-6.4-win
1. オンラインノード拡張
以前の投稿でも説明したが、動的にノードを追加する機能である。システムが負荷に耐えられなくなった場合の、サービスダウンタイムを最小化することができる。手順等については以前の投稿を参照してほしい。
2. データノードのマルチスレッド化
これは相当性能向上に貢献するようで、Jonasが度々その効果をブログで綴っている。最近では単一のデータノードで実験的にクラスタを構成した場合に、秒間700,000行の読み込みを達成したらしい。(Xeon 2.66GHzのシステムを使用)ノードを追加すればもっとスループットが伸びることになるであろう。
3. ndb$info
現在、MySQL Clusterから種々の統計情報を得る方法は非常に貧弱である。情報を得るコマンドと言えば・・・
- ndb_mgm> SHOW
- ndb_mgm> ALL STATUS
- ndb_mgm> ALL REPORT MEMORYUSAGE
- mysql> SHOW ENGINE NDB STATUS;
- mysql> SHOW TABLE STATUS;
4. Windowsのサポート
これまでMySQL Clusterと言えばUNIX系のOSでしか動作させることができなかった。バージョン6.4からはWindowsもサポートされる。mysql-5.1-telco-6.4-winというビルドがそうである。Windozeユーザはこちらからソースコードを入手してほしい。
個人的にはWindowsはブラックボックスなのであまり好きではないが、ユーザ数は非常に多く、WindowsをサポートすることによりMySQL Clusterのユーザ数が増えるのではと期待している。ただし、元々UNIX系のOSを前提に作られたソフトウェアなので、性能があまり出ない可能性があるだろう。是非試してレビューしていただきたい。
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