ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

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2011-11-20

週末書評:「NHK受信料制度 違憲の論理」


今日はコンピュータの話題ではないので興味がない人はスルーして頂きたい。

本書は今まで手にした書籍の中で飛び抜けているかも知れない。手にした瞬間びっくりした。非常に薄いからだ。なんと、本文がP.50そこそこしかない。要点はそこじゃないだろ!と自分でも思うが、この点が一番印象に残ってしまったので、どうしても冒頭で述べておきたかった。

ちなみに、本書ではNHK受信制度は日本国憲法にそぐわないということが丁寧に説明されている。筆者である天野氏によると、それは放送法自身が日本国憲法から逸脱しているからだそうだ。放送法に疑問を持ってモヤモヤしている人がスッキリするには最適の一冊であると言える。

2011-11-19

週末書評:「年金は本当にもらえるのか」


今日はコンピュータの話題ではないので興味がない人はスルーして頂きたい。

河野太郎氏のブログで紹介されていた「年金は本当にもらえるのか」という本を読んだ。この書籍では、とても丁寧に年金について「なぜそのような制度が必要なのか」「なぜ理屈は簡単なはずの年金制度は理解しづらくなっているのか」という初歩からの解説がなされている。年金は国民全員が加入していて、日本国民なら誰しもが関係するトピックであり、考える機会も多いだろう。年金について考えるにあたり、本書は非常におすすめである。

とりあえず本書を手にとって読んで頂きたいと思う。以下は筆者の余談である。

2011-11-11

lessでソースコードの色を消した

昨日のエントリは結構好評だったようだが、はてブで次のような気になるコメントがあった。

色覚異常があると凄く見づらいんだよなー。黒地に赤文字とかもう全然判読不可能なんだよね。OSインストール後まず最初にやるのがこの手のカラー設定OFFにすることだったりします。

正直、色覚異常のある人のことは配慮していなかった。これは反省せざるを得ない。ただしGNU Source-highlightはとても応用が効くツールなので、カスタマイズすれば色覚異常がある人にも便利なツールになるはずだ。と思ってグレースケールのカラースキームを作ってみた。

2011-11-10

lessでソースコードに色をつける

シェルの操作中「テキストファイルをちょこっと覗きたいな」と思ったときに抜群に便利なlessコマンドであるが、普段綺麗に色付けされたソースコードを見慣れていると、モノクロのソースコードの見づらさに愕然としてしまう。結局lessを終了して他のエディタで開きなおすことになるのだが、lessでソースコードに色付け(シンタックスハイライト)できれば便利なのになーっ!と思ったことはないだろうか。そう、あるんです!lessでシンタックスハイライトする方法はあるんです!というわけで、今日はその方法を紹介しよう。

2011-11-09

新たなOSX安全神話の検証:Sandboxでウィルススキャンは不要になるか?

アップルし・・・、もといファンで知られる中島聡氏が、「防備を固める OS X と、無防備な Android と」というエントリを綴っている。中島氏のブログは同意できるエントリも多いのだが、なぜかアップルが絡むとおかしな展開になることがあり、首をかしげてしまう。

今回のエントリでは、「将来的にアップルはOSXにサンドボックスを搭載するらしい」という話から始まって、なぜか「セキュリティの問題がAndroid陣営にとって最大の悩みの種に発展するだろう」という予測で締めくくられている。マジデスカ!!というツッコミが筆者の脳内を駆け巡り、脳内でツッコミが醸成されてネタとなったので、その成分を精製して皆さんにお届けしたいと思う。